長女は学校で
茶道クラブに入っています。
本人の第一希望だったようで
クラブの日はいつも
ウキウキ張り切っています☺️

先日、長女から
「来月のクラブで浴衣を着るの!」
と話がありました。

ん?浴衣?
長女が着られる浴衣というと
昨年秋に急遽、裄丈を端折った
私の浴衣しかないぞ。

腰紐がない!

さっそく長女が
その浴衣に袖を通してみると、
裄丈は端折ったままでちょうどいい感じ。
着丈は、昨年より背が伸びたとはいえ
まだまだ端折る必要がありそう。

まぁ、今回も
この浴衣でなんとかいけるかな?

でも問題は、、、

腰紐がない!!

日本に置いてきてしまっています😭

昨年は、本当に急だったので
家にある紐でなんとか代用し、
お祭りを終えたのですが
今回はどうしよう😓

なければ、作るしかない!

腰紐作り

家にある、
いただきものの着物地の中から
腰紐に使えそうな生地を選びました。

家にあった、長襦袢用?の着物地

私は和裁、洋裁共に
全くの素人ですが
インターネットで
腰紐の作り方を調べて
見よう見まねで作ってみました。

2m10cmの長さの布を
2枚、裁断します。

半分に折って縫い、
表に返します。

2M以上の長さの紐を
表に返すだけでも大変な作業!

ここまで作って
一度手洗いし、洗濯しました。
古布は長く保管されているので
汚れを落とします。

アイロンをかけ、
端を絎ければできあがり!

…なはずなのですが、
きせをかける
正しいやり方がわからず
思いのほか手こずってしまいました😥

なんとか、
縫い目を折り目で隠すように
アイロンをあてて
仕上げてみました。

きせをかけた腰紐

腰紐なんて
誰が見るわけでもないし、
細かいことは気にしなくていいじゃないか、
とも考えましたが
せっかくのチャンスだもの。
和裁の心得に少し触れてみるのも
いい経験♪
試行錯誤を楽しみました😊

先端に飾りもない
とてもシンプルな腰紐だけど
たかが腰紐、されど腰紐。
自分で作れて
嬉しかったです☺️

できあがった腰紐

絎け縫いやキセなど、
縫い目を隠す
日本人の奥ゆかしさ。

着る物を仕立てることが
ほとんどなくなった今ですが
きっと
一針ひと針、縫って仕立てられた着物には
縫い方一つにも
大切なココロがこもっていたのですね。

そして、その着物とココロは
時に世代を超えて受け継がれ、
長く大切に着られていく。

なんだか、
時間と情報の流れが早い今の時代でも
忘れてはいけない何かが
そこにあるのではないか。

チラリと
そんなことを考えました。